転職?メモ

メモ

 

★前提としてある自分の価値観

・仕事は仕事。豊かに暮らすためのツールなので、生きがいにはしたくない。

・けど仕事をする過程で得た物が無駄だとは思わない。人間関係は特に。

・せっかく人より高い給料を稼いでるんだから、高い物を買って、高い車に乗って、広い家に住んで、ギラついていたいとは思うが、実際にギラついていたくはない。どっちやねん。

・才能ある人間として産んで育ててもらったのだから、行けるところまでは行きたい。ただし仕事以外の何かを犠牲にしないような頑張りで。

 


 

★転職の良い面

・給料が上がる

仮に今と同じだけ忙しくても我慢できる。絶対に。

今までは「この働きでこの給料は貰いすぎでしょ」という状態というか、その時に陥るであろう自己嫌悪が怖くて、どちらかというと安値で自分を売り捌いていた。けどよく考えたら価値観と矛盾してる。達成感や満足感のためではなく、家族のために働いてるんだから、貰えるもんは貰う。

 

・税金が減る

言わずもがな。

 

・プライベートの時間が増える

今の会社も、結果さえ残していれば何でも良い会社だったはずなんだけどな。ここ数年で変わった。

 

・変なストレスが減る

転職したからってストレスがゼロになるわけはないんだけど、馬鹿の相手をするストレスはもう嫌。

生きていて一番嫌いなことは「自分が見下してる人間に利用されること」なので、それがないだけで最高。

 

転職の悪い面

・いわゆる「有名企業」の看板を捨てて独立すること。

・「生え抜き」というブランドを失うこと。

以上

 

★やり残したこと

・後輩たちをしっかり育てきってないこと。

これは別にいいか。最悪戻ればいいし、後輩が偉くなったら派遣として雇ってもらえばいいや。

 

・師匠と呼べる上司達に孝行できたのかな?

そもそも上司孝行って何だろう。それを考えようとすることがもう上司孝行なのかもしれない。やっぱり俺はチキンラ

 

 

★悩んでること

・2月の披露宴に会社の人呼んでるんだけど、色々どうしたらいいんだろ。詳しい人いないかな。

第6話 ストレージ

昔から、たくさんの物を覚えるときには何かのストーリーと紐づけて、その組み合わせをデータベース化するクセがある。覚えやすいのではなくて、思い出しやすいから。いつからか、この仕組みを「ストレージ」と呼んでる。

 

例えば忘れ物をしないためのチェックリスト。自室のベッドから始まって玄関まで順に、通り過ぎる物と覚えたい物を紐づけていく。

簡単に言うと、ベッドでは携帯の充電器を思い出し、リビングでは財布を思い出し…という感じ。だからそこを通ったときに必ず思い出すし、家を出る前には頭の中で同じルートを繰り返せばダブルチェックできるってわけ。(まあ、それでも忘れ物減らないんだけど。)

 

同じことを、例えば歴代総理大臣を覚えるときにもやってた。頭の中で家を一周すると、

・自室のベッドで目を覚ます(伊藤黒田山縣は眠い)

・自室からリビングに向かう(松方伊藤松方伊藤はお腹がすいてる)

・リビングで二度寝する(大隈山縣伊藤はやっぱり眠い)

って感じで96人(高3当時)全部出てくると。

 

ストーリーといっても何でも良いわけではなくて、

・時系列がある

・ある程度の長さがある

・頭の中で再生できる(何度も見聞きしている)

ってのが大事。特に三番目。だから「駅から家までの道」とか「何百回も聴いたラジオのトーク」とか「電車から見える景色」とかをよく使う。

昔テレビで見た天才キッズは「家から駅までの道」と言ってたけど、なぜか俺は逆。

 

ただこういう覚え方って、ストレージを増やすのにも勿論エネルギー使うわけ。だから馴染みのあるストーリーがいいし、なるべく同じストーリーを使い回したい。けどそれをすると、記憶がダブって上手く思い出せないことがある。

例えば「大隈重信の次の総理大臣って誰だっけ?」と思ったとき、リビングで二度寝をしようとしたところで別の記憶とダブって「浜松町…?(山手線の駅も同じので覚えてる)」とかなることがある。

 

だから最近観念して、ストレージを増やすために色々とネタ集めをしている。いつもと違うルートで散歩をしてみたり、よく行く釣り船のルートと景色を覚えてみたり。

やっぱいいもんですな、散歩って。

2020年を終えて

今年も終わっちゃうので、強く感じたことを2つ。

 

1. 

こんな年だから気付けたことも沢山あったけど、俺がまだ子供だからなのか、そんなの綺麗事だと思ってしまう。テレワークでどんなに働き方が良くなっても、家族や友達と過ごす時間がほーんの少しだけ増えても、そんなの要らないから志村けんを返してほしいし、マスクのない生活を送りたいし、気兼ねなく祖父母に会いたい。

けどいつかきっと、絶対に何とかなるから、その時のために元気でいなくちゃいけないんだと思ってます。どうせ喜ぶならみんなで喜びたいと思うのです。

 

2.

26歳になった。目を背け続けていたけど、いよいよ大人になることを迫られている感じがする。

お前は何になりたい?どうありたい?何を守りたい?どの自分が本物?という自問自答。仕事やら趣味やら、色々と新しいことを始めてみたけど、難しいことを考えないための言い訳を探してたのかもしれない。カッコわる!けど結果的に、自分の足で歩くことの楽しさと怖さを嫌というほど味わえたのかな。

俺は昔から波に逆らわず、かと言ってただ身を任せるでもなく、直感を信じて生きてきたけど、これじゃ人は守れないのかもしれない。というか、自信を持って守ったと言い切れないのかもしれない。

怖がらずに、自分を信じて、来年はもっと男らしくなれますように!

第5話 表裏一体

実は、ちょっとしたビジネスを始めた。内容はまだ言えないんだけど、近いうちに形になる…のかな?

 

高校からの友人とZoomで飲み会をしている時に、ふとした話から「これ、もしかしてビジネスになるんじゃね」と何かが降りてきて、思い付きで行動を起こした。

コンサルで3年ちょっと働いたクセか、危機感がないと動けない自分への戒めか、はたまたその両方か、夜中の1時にZoomが終わるとき「夕方までに提案書作ってくるから、もう一回集まろう」とわけの分からない強がりを言って、すぐにTeamsでプロジェクトを起こした。それでプロジェクトの趣旨、3年後までのロードマップ、この半年のスケジュール、役割分担、準備するもの、諸々詰め込んで提案書をまとめ上げた。正直言って、あの日のために3年間働いてきたんだと思った。

 

でまあ、そんなのはどうでもよくて。

なんというか今、これまでの人生で一番ワクワクしている。このワクワクがどこから来てるかっていうのをしっかり言葉にしたいなと思った。これから先、エネルギーが切れてしまった時に役立つかもしれないから。今、俺の中には心当たりが3つある。

1つ目は、趣味を仕事にしているから。

 「働く」と「遊ぶ」の境界線がないから、労働時間という概念がない。「あーやらなきゃ~」という焦りもなく、毎週打合せの前には「そうだ、資料にした方が分かりやすいから作っておこう」となる。働きすぎて気づいたら死にかけになってることもあるけど、マジで会社の仕事してる時も来てくれよこのモード。

 

2つ目は、お互いに信頼しあっているから。

プロジェクト内で役割は決めているけど、上下関係なんて勿論ない。誰かの意見がしっくりきたらそういうリアクションをするし、気に入らなければなぜ気に入らないのか伝える。そんなので壊れる関係性ではないこと、変な気遣いは逆に失礼だということを全員が理解している。

会社にいると、どうしてもこうはいかない。外資でさえ無理だ。立場が上がってくにつれて、誰も俺の意見には反対しなくなった。俺の精度が上がってるのもあるだろうけど、要はみんな嫌われるのが怖いから「100%こいつが間違ってる」という確信がなければ何も言わない。次第に「すごく独りよがりな提案してるんじゃないか」とか不安になってくるけど、結局その答えは出ないままお客さんのところに一人で突っ込む……なんてことがほとんど。

 

3つ目は、役割が自分に合っているから。

別に、これまで会社勤めしてきた3年間が苦痛だったわけではない。誰よりも若く、誰よりも鋭く、誰よりも早く、そういうプレッシャーの中で生きるのも、それをはねのけるのも、いわゆる「ナンバーワン」としてのムーブは今までしてこなかったから意外と楽しかった。けど、なんとなく疲れが溜まってたのも事実。演じるとまではいかなくとも、慣れない生き方だったんだと思う。

で、少なくとも今は違う。組織を引っ張る監督ではないし、プロジェクトの看板として人を惹きつけるエースピッチャーでもなければ、クリティカルなアイデアで場を沸かす4番バッターでもない。みんなの考えを整理して可視化して、淡々と議論を前に進めて、ビッグドリームと堅実なビジネスの間を追い続ける。このくらいが性に合ってるんじゃないかな。

 

どうせいつか辛くなってくるんだし、今のうちに楽しんでおこう、的なアレです。

 

第4話 大発見

つい1ヶ月ほど前、高校の同級生からLINEが来た。
「3月に結婚式するから、喋ってくれない?」って。
この歳になるまで、会うたびに「どっちが先に結婚するか賭けよう」って話をしてた。
少し寂しくて、少し悔しい、だけど少し嬉しい。いや嬉しいのは少しじゃないな。
ともかく賭けは俺の勝ちなんだけど。

ただ、本題はそこじゃない。何を隠そう、少し悔しいんだ。
Facebookもインスタも、嫌でも目に留まるくらい結婚報告が増えている。
どっちで先に報告するかで大体そいつのタイプが見えてくる・・・なんてことはどうでもよくて、
気づくと笑顔でいいね!してる自分がいることに、また腹が立つ。

で、困ったことに、身内の結婚式はハワイばっかりなんだ。
そんでもって、どれも「喋ってくれない?」って言われてる。
さすがに断るわけにいかないんだけど、俺1年に何回ハワイ行くんだよって。
「いっそ滞在しちゃった方が効率的なんじゃない?」なんてお客さんに言われながら、
金の心配より先に、休み取れんのこれ?(笑)とか思ってスケジュール組んでた。


そして今日、俺は気づいてしまった。
──「元カノ」が、軒並み既婚者になっているじゃないか。

これはあれか、レアなやつか。真っ先に結婚するよりも確率低いんじゃないか。
いやそれより何なんだこの気持ち。
未練でもないし、嫉妬でもないし、けど嬉しいは嘘になる。
別に俺は何も関係ないんだけど、もしかしてショック受けてる?マジか、俺、みたいな。

 

それだけです。
友人たちには、この場を借りて心から祝福を。


視点を上げて自分を見てみれば、旅館の浴衣に袖を通して「俺も結婚してえ~」なんて思いながら日記を書いてる。
時代は変われど、人間の本質はあんまり変わらないみたいで、少し嬉しい。

第3話 スクリーンショット

最近、出張先で初めて観光をした。いつも仕事で通る道をわざと通って、いつものタクシー乗り場をわざと使って、けれどもお客さんのところには向かわず、温泉に向かった。

露天風呂から景色を眺める。仕事場だと思ってたところに、こんな優しい場所があったんだな。あがった後はなんだかんだでお酒。ビールは大好きってわけでもないけど、「こういう時は辛口だよな」なんて考えながら自販機に向かう。

タバコ片手に自分と乾杯。いつもより"ほんのちょっとだけ"かっこいい、オトナな自分がいる気がした。缶が少し軽くなってきたら、マッサージチェアを陣取って、ウトウトしてたらもういい時間。この後神社とか色々行ったけど、おまけみたいなもんだ。

総評を言うと、なんだか長編映画のスピンオフを観てるみたいでとても良かった。表現がこれくらいしか見つからない。旅行は年2回くらいでいいと思ってたけど、ちょっとだけ良さが分かった。

 

旅行をしたとき、美味しいものを食べたとき、好きな人が笑ってくれたとき、なんとなく「今の気持ちを保存して、いつでも取り出せるようにしたい」と思う。

写真を加工するのも、同じ気持ちから来ている。見たままの色、見たままの広がりを、全部残らず保存したい。ブログもそうなんだと思う。前にも同じこと言ったかな。

 

社会人生活が1年半くらい経って、「出来ない自分」との付き合い方が上手くなった気がする。こうやって自分だけの時間を取ったり、とにかくもがいてみたり。

謙虚に、だけど自信満々でいこう。

第2話 食パン

先週から少しまとまった休みを貰った。今はハワイに向かう飛行機に向かう電車に乗っている。

どうして休みを取ったかって、体力的な問題も勿論そうなんだけど、一番はとにかく休みが必要だと思っていたから。なぜかって言われるとたくさんあるけど、間が欲しかった。監督が「タイムアウト!」って言うような感覚。

 

社会人としての自分の姿には、①今の自分、②超えるべき自分、③理想の自分、の3種類があると思っている。この業界ではよく「As-Is」「Can-Be」「To-Be」なんていう言い方をする。Can-Beは上司から求められる自分なんて解釈もできる。

これが入社してから今までずっと、良くない感じになっていた。上司の期待値は60点、けど目標は80点、実際は40点という感じ。その距離に面食らって、焦って理想ばかり高くなり、更に…という悪循環にはまっていた。

そんな状況なのに最近身分が上がり、部下が出来た。4月からは後輩も入ってくる。それを考えると良いタイミングで課題が分かったので、棚卸しの意味も込めて、とりあえず休んでゆっくり考えようと思ったわけだ。

まあ、要は自信があるくせに怖がっていたんだ。矛盾しているようだけど、この結論が自分の中では一番しっくりきた。

 

近所に食パン専門店が出来た。端的に言ってもの凄く美味しい。焼かなくても美味しいなんて初めてだ。

毎週通ってるもんだから店主のお母さんと仲良くなって「いつもありがとうね〜!」と言ってもらえるんだが、俺は何と言えばいいのか未だに分からない。食べる前からご馳走様もなんだか違和感。いつもありがとうはお母さんとかぶるからおかしい。どうやって感謝の気持ちを伝えようか。日本語って難しい。

今日は「また来ます!」と言ってみた。割とうまく言えた気がするんだけど、だめ?